アルファ ロメオBe yourselfのプロジェクト動画
Alfa Romeo presents “UNDER ONE SUN – BE YOURSELF” by Leslie Kee
9/14のMondo Alfaのイベントレポート
<レポートより一部抜粋>
こころ Mojiアーティストの浦上秀樹氏が登壇。特定非営利活動法人日本車いすダンススポーツ連盟・パラダンススポーツジャパンによる車いすダンス、そして、両声ヴォーカリストのマリア・セレン氏のパフォーマンスを目の当たりにしながらの、ライブペインティングを行った。
車いすダンスは、スウェーデンが発祥といわれている、車いすダンサーと健常者のダンサーがペアで踊るダンスで、パラリンピックの競技種目でもある。最初に車いすのダンサー・大前光市氏が単独で踊るのだが、その繊細な動きと車いすを自由に繰る力強さに圧倒される。途中から、女性ダンサーの四本紀代美氏が参加。車いすの多彩な動き、躍動感、スピード感に、四本氏のダンスが加わることで、ダンスはより芸術性とエンターテインメント性を増し、踊る差別のない世の中を表現しているようにも思える。
続いて、男女の声を自在に歌い分けるマリア・セレン氏が、新曲「The New Me ~栄光への賛歌」(原曲:組曲《惑星》Op.32より〈木星〉)を、ソプラノとテノールの歌唱で朗々と歌い上げた。
やがて浦上氏のこころ Mojiが完成する。21歳のとき、少しずつ筋肉が衰える遠位型ミオパチーという病気を発症した浦上氏は、現在、漢字の中にひらがなの言葉をしのばせ、もうひとつの意味を持たせた、こころMojiを描くアーティストとして活動している。浦上氏が、動かなくなった手の代わりに口に筆をくわえて描く文字は、力強く、美しい。
今回、浦上氏がライブペインティングで描いたのは「風」という漢字だ。その「風」という文字のなかには、さらに「ゆめにむかって」というひらがなが隠れている。なお、浦上氏が製作し、イベントのアートワークにも使用されていた「自由」という文字は「じぶんらしさ」というひらがなを内包している。
10分間の休憩中も会場は熱気に満ちていた。久々の再会に喜びハグを交わしている人たちもいれば、手話で盛り上がっている人たちもいる。見ていると、手話も話が盛り上がると身振りが大げさになったり、動きが早くなったりすることがわかる。